星組ドラマシティ公演「ヘイズコード」

感想は熱いうちに。
トウコ先生(安蘭けい)、あすかちゃん(遠野あすか)が次期星組トップコンビと発表となり、演目が、大野先生の「ヘイズコード」と発表になり、私にとってはかなり楽しみな組合せで、12月の観劇はかなりワクワクしておりました。
しかし、初日が開いてから聞こえてきた、トウコ先生の体調不良。風邪ではなく、声帯を悪くしたのかな?歌は完全にアウトと聞いて、かなり不安を抱きつつの観劇になりました。
今まで、あまり調子の悪いトウコ先生というのを見たことがなかったので、こちらもびっくりでしたが、きっと一番悔しいのはご本人でしょうね。プロとして・・・と思わなくもない状況ですが、あたしの立ち位置は、トウコファンで、星組ファン。
この感想はそんなスタンスですので、悪しからず。今日も長いです。




幕開きの開演アナウンスと共に流れる、録音の(多分)主題歌のトウコ先生の歌。
なんかすごくいい曲じゃないですか!?これ。既にAちゃんとこんなところから、ひゃーと騒ぐ始末(タチ悪いなあ)。
1930年代アメリカの映画の自主規制(ヘイズコード)にまつわり、規制する機関の側のウッドロウ(トウコ先生(安蘭)ホントは演劇が大好きだけれでども政治家一家のボンで、いろんな妥協から、現在の仕事をしている)と、規制される側の新人女優のリビィ(あすかちゃん(遠野))の恋の鞘当を中心に、周りを取り巻く人達、政治と映画の関係なども織り込んだ、スクリューボールコメディ。
タップやら、ミュージカルシーンも織り込んで、とってもエンターテイメントでした。
もうね、登場人物がどいつもこいつも濃い。要するにすっごく嬉しいんですけどね。
今回も大野先生が、それぞれに上手いこと役をあててくれていて、しかも全員に役名がある。
組ファンにはとても嬉しいですね。
映画と、政治とウラ社会との絡みなんかは、ちょこっとわかりづらかったりするんですけれども、そこに絡む人達のキャラが濃すぎて、それが記号のようになって結構わかりやすかったりもします(あたしだけかしら?どっちなんだ?)
そんな濃い人達を順に・・・
・ウッドロウの婚約者、ミルドレッド・まりえちゃん(琴まりえ)。極度の犬恐怖症で、子供の頃、犬(彼女曰く猛犬)から救ってくれた、ウッドロウ(まりえちゃんの妄想でロビンフッドで登場)に憧れ、レイ様レイ様・・・なまりえちゃん。パパは民主党の大物政治家(ソルーナさん(磯野))。狂犬といわれるパパも娘にはめっぽう弱い。恋のひとり相撲のまりえちゃんが本当に可愛く、勘違いが面白い。いつからこんなに上手くなったのかしら?プログラムの写真から、Aちゃんと「まりえちゃん可愛いよなあ~」と目じりが下がりっぱなしだよ。あたしたち。
・ウッドロウのお兄さん夫妻、エドワード・ウッドロウゆうほさん(祐穂さとる)と、ラレインみなみちゃん(南海まり)。政治家の仕事を継いでいるお兄さん。すっごくクリーン。みなみちゃんは、最初から、やりたい放題な感じがステキよね。何であんなに面白いんだ?最後にあの夫婦にすっごい見せ場が待っているなんて予想もつかず。
さとるお兄さんもホントにすげえ。あんなにクリーンで真面目なのに、ネクタイ曲げてがんばっちゃってて・・・すごい、歌とダンスでの、のろけっぷりだったよ。あんぐり口をあけてみている、弟(かなり放蕩な感じ)の涼さんもかなり印象的。大野先生すごいもの見せてくれてありがとう。これでもみなみファンなんですが、すっごくヘンな二人やった。面白かった。
・みなみちゃんの弟、ヘンリー涼さんの、リアル坊ちゃんぶりに震える。
すごい何あのボンボンオーラ(リアルに趣味は乗馬の涼さん)!
いっそまたひかちゃん(愛彩ひかる・メガネッ子の酒乱スクリプター)とくっついてくれたら良かったのに(あたしたちはひかちゃんにも幸せになって欲しかったでも、ぎんがみさん(銀河亜未)助監督とでもいい)。
撮影所に閉じ込められて夜を越す涼・南海姉妹の上着の取り合い(方や、主演二人の芝居)がもっとちゃんと観たかったです。きっとどんどんすごいことになってるんだと思います。一回じゃ見切れない。残念。
・PCAのウッドロウの上役ゆずみおねえさま(万理柚美)とあのホスト・・・もとい秘書のベニー(紅ゆずる・あたしのおかよさん(朝澄けい(80期~2003年退団)のそっくりさん)。大野先生にとってのゆずみお姉さまのイメージがかなり固定(美人のお姉さんは若い子が好き)。ベニーは期待以上にいろいろ仕込んできてかなり目立って面白い。このまま好き勝手やっていってくれたら楽しみですわ。
・多分数少ない普通の人、映画監督で、ウッドロウの親友ラルフ・カールトンしいちゃん(立樹遥)は、今回最初からすっごく完成している。トウコ先生との関係もすごく良いし、しいちゃんのもつ暖かさが遺憾なく発揮されていて~いいねえ。水輝涼くんとのちょっといい場面×2にあたしはかなりぐっときたよ。
・そんな訳で、話の流れで、水輝涼さんです。リビィの俳優仲間ジョニーなんですが、すごい麻尋しゅんさん(俺様な主演俳優ウィル)と対だよ。彼はどうやら、昔かなりやんちゃしていたらしく(自分で言っててかなりツボ)、ひょんなことから役者の道へ進むことになり、だんだん面白くなってきた。今では、かじりついてでもこの世界で生き残りたいと思っている・・・みたいなことをしいちゃん監督と話すんですよ。しいちゃんは、そんなジョニーに「君はとてもいい俳優だよ。今のはにかんだ笑顔~ステキじゃないか」て言うの。すっごくいい場面。ここだけでも非常に嬉しかったんですが、政治的、個人的問題(ウッドロウがリビィとくっつきそう)で、ミルディパパの手のウラ社会の人達にボコボコにされかけてるしいちゃん(映画がなくなれば二人は顔を合わさなくなから・・・)を助けにくるジョニー。以前ウラのお仕事もしたことがあるらしいジョニー。鍵を握る男ますちゃん(紫蘭ますみ)に「以前雇ってやったこともあったよな」と言われ殴りかかろうとするジョニーにしいちゃんが「ダメだ~なにがあっても生き残るんじゃなかったのか!」手を下ろすジョニーに「いいぞ。それでいいんだ。」といって倒れるしいちゃん・・・きゃ~(勝手にやっててください)。きっと水輝涼さんというのは、脇の大物になりそうな雰囲気をかもし出しているのですが、ここで、こういうちょっと良い扱い(もしかしたら、路線?)みたいな扱いをしてもらえると、すっごく嬉しいですね。きっと、大野先生は彼女をとても買ってくれているのだと思うのですが、今年大野作品に二回当たった彼女は本当にラッキーだったと思います。きっと、観ている人に認識されてきたよね。どっちの道へゆくにしても頑張ってほしいです。しかし、最終的には、ブラウンのオヤジスーツが超似合っていたとこにぐっときた私でした。
思わず、しいちゃんと水輝涼語りになってしまいましたわ。
・またその流れで麻尋しゅんさんです。水輝涼くんと二人で、俳優チームはミュージカルシーンやら、歌も多いのですが、二人の若いのに安定した感じがミュージカルっぽくてなかなか良かったです。麻尋さんはなんやかんや言っても若々しい華やかさがあるわね。リビィあすかちゃんとも共演者としてお似合いでした。本来とても女の子っぽい子ではないかと思うので、だんだん男役らしさが出てくるといいですね。
・ジークフェルトガールズ(ジークフェルトフォーリーズって言ってたし)あがりのスター然のエレナ様(星風エレナ)がつけぼくろ共々素晴らしかったです。2幕では歌うエレナ様(稀少)が観られました。ほんとあの人すごい底力だと思います。毎回ゴテゴテで楽しませてくれるヅラテクも素晴らしかった。
・牧師にしきさん(にしき愛)、敬虔な牧師様なのに、自分でそれと気付かず、催眠術をかけまくっているところが、すっごいおかしい。もうね、ああいうのすごく得意だよね。ラレインみなみちゃんとの催眠術デュエットもそりゃあおかしかったです。
・その他、女優チームのみぃ様(華美ゆうか)の友達っぷり、まりんちゃん(成花まりん)のやりすぎっぷり(本当に可愛いのに、あれじゃ昔のかっちゃん(涼乃かつき今回はダンシングリサイタルチーム)だよ)にさすが星娘・・・を感じましたが、女優チームはやっぱりせあらちゃん(妃咲せあら)が一番可憐で可愛いと思います(そういえば、奇声を発していたような気もしますが)。1月の松坂屋さん、彼女を見に行こうか検討中(検討ってことは八割方行くって感じよね)。
・羽桜しずくちゃんが、やはり美しくて目をひきます。今回は、さとるお兄さんの美人秘書。みなみちゃんが不倫してる・・・と誤解しても仕方のない美人度。前回のフェット・・・の時よりもお芝居が普通にできる感じになっていて、お母さんは嬉しい。美人なのだから、可愛いのだから、頑張ったら道が開けてくることは沢山あるはず。
・ぎんがみさんの、助監督がかわいー。本当にいつまでもかわいー。この間の大劇場でちょっと男らしくなってきたと思いましたが、まだこっちもいけるのね。制作チームは、美城れんちゃんが、もみあげつけておっさんで頑張ってました。踊りは相変わらず絶品。タップの切れも良かったなあ。
・かずのしんさん(一輝慎)さんが今日も好青年風でした。ミルディパパ磯野さんの秘書役だったり、ショーシーンのバイトだったりと忙しそうでしたが、ショーシーンのせあらちゃんとの並びが個人的にキラキラしていて若いって素晴らしい~と思いました。もう少しフューチャーされてくれたらいいなあ(来年へ向けての希望)。

さて、やっとですが主演コンビの話をしたいと思います。
・リビィあすかちゃん(遠野)
相変わらずの、あの時代のお洋服が映えるスタイルの良さで、あの時代の金髪の鬘も良く似合う。小柄なトウコ先生との並びは大変だと思いますが、本当に可愛らしくて緩急のあるリビィでした。あすかちゃんという人は、今までも本当に役に恵まれている幸せな方だと思っているのですが、今回も正にそんな感じがしました。包容力は、あるけれど、たまに本当に子供の顔を見せるトウコ先生に対して、すんごい包容力を発揮するのではないかと思うあすかちゃん。
ラストあたりで、トウコ先生に腕を組みにいくリビィが、腕を組みに行くのに、すっごくふわっとやさしく包み込んでいる感じがして、末永くあの黒猫(=トウコさん)をよろしくと思った私はおかしいんだろうか?コパでも、トウコ先生の乗った車椅子(怪我して)を押して現れる、あすか夫人に、あすかちゃんが相手役になればいいのに・・・と思った私とAちゃんでありましたよ。そういえば。
今回すっごくトウコ先生をバックアップしてくれているなあと実感。
・レイモンド・ウッドロウ・トウコ先生(安蘭)
本当にね、トウコ先生の歌が聴けないのは、かなり残念だったのですが、それ以外は本当にいつものトウコ先生。
ちょっとかすれ気味な声も、今回の真面目で落ち着いて(最初だけだけど)・・・てのにはちょうど良かったかもです。今回のレイ様みたいな役なんですが、ぶっちゃけすっごく好きです。最初は堅い人が・・・リビィとのやりとりで、だんだん崩れてきちゃって・・・きっと本当はもっと堅イメー
ジだったんじゃないのかと思うんですが、結局最後まで観た感想、トウコ先生コレ、全編、すっごく可愛く感じるんですけど・・・。
お金持ちで、一途で、ちょっとひねくれてて・・・あんな人がいたら好きになるよ(いつかもそんなこと言ってませんでしたか?まあね)。
タップを踊るシーンとか、時計を見ながらの3秒キスとか、リビィに好きやと告って(やや違・・・)キスシーンの回数増やしたことに自分で焼くレイ様とか、もう本当に、あの人大好き。あすかちゃんも、他の皆様も本当に上手いので、間の取り方もテンポも良くって話としてもとてもまとまっているし、ハッピーエンド加減がすっごくステキ。
フィナーレがちゃんとついているのも大野先生らしくて嬉しい(しかも長め)。
フィナーレの終盤、トウコ先生が客席上手から登場するのですが、そこが、私たちの観劇日はクリスマスイブということで、クリスマスプレゼント(小袋に入れたクリスマスお菓子)がラッキーな皆さんには、トウコ先生から手渡し。ええ、いただきましたとも。すっごいラッキーね。あたしたち。通路側のAちゃんが手を伸ばしたら、ちゃんと2コくれたトウコ先生のホスピタリティーに脱帽。すごくいい笑顔でした。
すっごく少年かと思えば、すっごいおっさんで、超濃くてやりすぎで、たまに女の子で・・・恐ろしいまでの多面性をたたえるトウコ先生。トップになってもきっと面白いに違いない。
最近トウコ先生に関しては、いろんなことが、(私とAちゃんの)想像を越える勢い実現しているのと、期待を裏切らないトウコ先生にやられっぱなしのあたしたち。
Aちゃん曰く、星組観ている間に、勝手にトウコ先生があたしに歩み寄ってきたんだもん。と言い切りつつ、いつから大好きなのかは不明。そうね~。いろんな人を追いかけて、トウコ先生をみているうちにいつのまにか、あの人スゴイ!面白いよね!大好き~になってたんだから。
でも来年は、存分にトウコ先生を追いかけたいと思った次第(いつまでか分からない覚悟も含め)。ディナーショーがあったら絶対行きたいよね。と言い出したあたしたちは相当トウコ先生のことが大好きなんだと思います(末期症状)。
「ヘイズコード」東京のチケットが手に入れば行くなあきっと・・・ないけど。

今年の観劇は、星組に始まり、星組に終わりました。
やっぱり私は、あの人たちのいる星組が一番好きです。
そりゃあそうだ。あんなに見てるんだから。
良く考えたら、来年の初観劇も星組のバウチームでした。
要するに来年もよろしくってことで・・・。今年も楽しい一年をありがとうでした。
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by sakura0405a | 2006-12-25 23:20 | たからづか

美味しいものとお酒、旅行とたからづかが大好きです


by sakura0405a